メスを使わないワキガ治療
ワキガ多汗症の症状が軽度の場合、メスを使わない手軽な方法でワキガ多汗症の治療が可能です。メスを使わない手軽なワキガ多汗症の治療法には制汗剤、ボトックス注射、ミラドライの3つがあります。小切開を皮膚に加え、汗腺を吸引する方法として、吸引法があります。
制汗剤によるワキガ多汗症治療
腋臭症状が弱い方には、制汗剤やデオドラント剤が効果的です。薬局で制汗剤やデオドラント剤が市販されていますので、医療施設を受診しなくても自分で治療することができます。脇の下の汗をこまめに拭いて、清潔を保つことが重要です。しかしワキガが強く、臭いが強烈な場合、制汗剤やデオドラント剤で効果が無いことがありますので、注意が必要です。
制汗剤によるワキガ治療のメリット
- 制汗剤は、手軽に手に入ります。
- 制汗剤は、格安で手に入ります。
制汗剤によるワキガ治療のデメリット
- 長期に制汗剤を使用していると、脇の下が皮膚炎を起こすことがあります。
- 汗の管理が難しく、煩雑になります。
ボトックス注射によるワキガ多汗症治療
ボトックスを脇に注射することにより、多汗症を改善させ、臭いも減らす治療が行われています。ボトックス注射は、時間を要せず、手軽なので、仕事帰りやお昼休みに行う方もおられます。所要時間は3分程度です。ダウンタイムはほとんどなく、治療した日から普通に日常生活が可能です。お試し的にやってみたい方も、やっていただけます。
脇ボトックス治療の詳細
- 脇の下の皮下にボトックスを注射する簡単な方法です。
- 脇の下を消毒します。
- 汗腺の数か所に分けて、ボトックスを注射します。
- 針を刺すときにチクチクとした痛みがあります。
- ほとんどの方が耐えられる痛みです。
脇ボトックスの適応
- 汗が多い。
- 脇に汗じみが出来る。
- 脇から汗が流れ落ちる。
- 切らない治療で脇汗を止めたい。
- 手軽な方法で、汗を止めたい。
ミラドライによるワキガ多汗症治療
ミラドライは、脇の下に電磁波を当てて汗腺からの分泌物を減少させる治療法です。メスを使わないという手軽さから、人気のある治療法です。1回の照射で、皮下の汗腺を全て処理することが出来ませんので、症状の強いワキガ多汗症に対しては、何度も照射する必要があります。料金的にやや高額であることから、割高になることがあります。
ミラドライのメリット
- メスを使わないので、精神的に安心できます。
- 術後の出血や細菌感染が問題になることはありません。
ミラドライのデメリット
- 完全に腋臭症状を無くする治療ではありません。
- 症状を出来るだけ抑えたいという場合には、複数回の照射を行う必要があります。
- 何度も照射を行った場合、治療費が高額になることがあります。
- 長期に腫れが継続することがあります。
吸引法によるワキガ多汗症治療
ミラドライは、脇の下に電磁波を当てて汗腺からの分泌物を減少させる治療法です。メスを使わないという手軽さから、人気のある治療法です。1回の照射で、皮下の汗腺を全て処理することが出来ませんので、症状の強いワキガ多汗症に対しては、何度も照射する必要があります。料金的にやや高額であることから、割高になることがあります。
吸引法ワキガ治療の利点
- 手軽な治療で、手術時間は10~20分程度です。
- 数ミリの切開から治療できます。
- 術後の固定が不用です。
- 術後安静を要しません。
- 手術後の回復が早いという点で、人気があります。
吸引法のデメリットや注意点
- 吸引法による、ワキガ多汗症抑制効果は。一時的なことがあり、再発する場合があります。永久な効果を望む方に対しては適応となりません。
- 吸引法で手術後、再発して再手術をされる方が多いことを知っておく必要があります。